今回、半年間のプログラミング職業訓練に通ってみた結果を、
これから職業訓練に通おうと考えている方に向けて経験を共有したいと思います。
職業訓練を含めた失業保険については、
”失業保険が長く貰えてスキルが身につく!?職業訓練の裏技について解説”に纏めています。
結論:職業訓練=スキルを身につける場所ではない
![チームでプログラミングをしているイラスト](https://1.bp.blogspot.com/-tonUHy9fDEk/XnLn7EL4lvI/AAAAAAABX0k/HvgZidpGmQc7-Qe7LDsp00TfWltpuwkSwCNcBGAsYHQ/s450/computer_mob_programming.png)
プログラミングだけでなく、CAD等でも同じなのですが、
教科書を元に進める為、基礎的な内容の訓練しかありません。
スキルの概要は知ることが出来ても、実践的な訓練は殆ど無いので、
スキルを深めることが難しく、転職活動に有利になるかは怪しいと思います。
未経験で転職したい場合は、実際に会社に飛び込んで実践経験を積みながら学ぶほうが
無駄がないので良いのではないかという結論になります。
プログラミングだけでは幅が広すぎて目標が定まらない
![ウェブ, ウェブ開発者, フルスタックの開発者, Www, ウェブ開発, コンピューター, デザイン](https://cdn.pixabay.com/photo/2016/12/28/09/36/web-1935737_960_720.png)
プログラミングスキルを身に付けたい!って方はたくさんいるとおもいますが、
HTML・CSS、Javascript、Java、PHP、Python、Ruby等、めちゃくちゃ種類が多いです。
言語によってWEB系、アプリ系など使う目的も違うので、職種の幅もさまざまです。
半年間の時間で、基礎的な範囲とはいえ様々な言語を学ぶことは不可能です。
行きたい業界、やりたいことを先に決めて学べる言語を確認して訓練に申し込みましょう。
訓練期間に具体的なやりたいことがあればおススメ
![試験を受ける会社員のイラスト(女性)](https://3.bp.blogspot.com/-t_FSAoB4JCw/Wj4IuPJWGtI/AAAAAAABJPk/U3adaCyPD6sdK2DsByhvL-4rZUPx1_DjACLcBGAs/s400/test_shiken_businesswoman.png)
職業訓練ってどんな人ならおススメできるかについてですが、
- 資格取得の為に時間の余裕が欲しい!
→訓練中の具体的な活動実績になります。
本気度も感じてもらえるので、転職活動が有利に進められるでしょう。
- 転職に失敗したくない。自分を見つめ直す時間がほしい
- 未経験業種に転職したいが、基本的な知識だけでも勉強したい
→私はこっちのパターンです。
”転職に失敗したくない。”
”プログラミングって話題になっているけど、実際どんな感じだろう?”
”あわよくばスキルを身に付けて、フリーランスを目指せるかも。”
って感じで申し込みました。
具体的なやりたいこと、学びたいことが無ければお勧めしませんが
自分を見つめ直す時間を確保できたのは、とても大きいと感じました。
時間の自由度は高まるので、空いた時間でなにかやろう
![飛んでいく時間のイラスト](https://3.bp.blogspot.com/-2rrTr1hjiMU/WzC9nFqcnoI/AAAAAAABM6U/vQlKQMHxd0YJDc10EAHZnlqlpAt_IRh5wCLcBGAs/s400/jikan_tobu.png)
殆どの訓練が週5日×約6時間程度の訓練です。
空いた時間は働いているときよりたっぷりあると思います。
この時間を使って、生活リズムを整えたり、新しい習慣を増やしたり、
今までできなかったことや、新しい経験に挑戦する時間にできるといいですね。
【補足】未経験プログラミング職は非正規雇用が多く稼げない
![正規雇用と非正規雇用の格差のイラスト](https://3.bp.blogspot.com/--uId-ND_gMo/Vq89DEFWMaI/AAAAAAAA3lE/_CrBC9UMI8Y/s450/kakusa_seiki_hiseiki.png)
よく、プログラミング職:月収70万円!年収1000万!と広告でよく見ますよね。
あれは実践を5年以上積んで、希少なスキルを持ったエンジニアの話であって、
未経験のプログラマ職は都会で年収300万円、田舎だと250万円程度で、
月収にすると、残業代込みで20万円前後になります。
3~5年以上経験を積んだ方だと、350万、400万円と伸びていくのでしょうが、
会社に飛び込んで3年くらいは給料=生活費レベルの金銭的にツライ期間が続きそうです。
エンジニア職は(過去の経験上)残業が多い部類なので、
時間的拘束も長く、副業にも時間が割けないと予想されます。
少ない自分の時間を使って、どこまで希少な言語やスキルの勉強ができるかで、
給与が伸びるかどうか決まるので、覚悟を決めて飛び込む必要があります。
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